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岡田憲治の突撃コラム「今月の元気印工務店」
第25回(2007.04.02)
「むさしのiタウン四季の街」は工務店の街づくり参画第一歩!
(株式会社東京工務店)
















株式会社東京工務店(作間秀樹社長、東京都千代田区飯田橋4-3-8東日本飯田橋ビル2F、電話03-5215-9910)――古めかしい社名であるが、設立は新しい。平成17年5月だ。それも東京都の公募で選定された工務店などで設立された特別目的の会社なのである。どんな目的かといえば、東京都の石原慎太郎都知事が「東京都の戸建て住宅は狭くて高すぎる」と発言したことを受けて、西武新宿線・東村山駅から徒歩7分のところにある約10ヘクタールの都営住宅の跡地で、広くて質が良く低廉な戸建住宅の街づくりをしていくことである。

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「むさしのiタウン四季の街」、それが東村山市本町地区プロジェクトの名前。全280戸。始まりは平成16年3月のこと。事業実施計画が公表され、民間の事業者募集をする。応募の中から本体価格を約3割引き下げ、本体工事費の坪単価が50万円以下に努力したグループが選ばれ、平成17年5月に東京工務店を設立して、東京都と基本協定を結んだのである。

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「木の香る家」グループは、(株)匠技建、(有)加賀美工務店、長崎工務店(株)、(株)リンデンバウム遠野、(株)現代計画研究所。「木造ドミノ」グループは、相羽建設(株)、(株)オーエム研究所、(株)オーエムソーラー協会とOMソーラーの家。「100年健康住宅」グループは、(株)大和工務店、(株)公住工務店、多摩消費者住宅(株)、松本建工(株)とFPの家。「新世代住宅」グループは、(株)アキュラホームが「ジャーブネット」にスケールメリットを活かしたコストダウンの家を提案。さらに街づくりの「東京新世紀住宅」グループとして、東日本ハウス(株)、(株)洋設事務所、三協測量設計(株)、大末建設(株)も加わり、計17社の構成。

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柱・梁の寸法を統一、可動間仕切りで内部造作を省略、木材産地と直結し流通経路を省略、設計施工を合理化するためオリジナル部材を開発、断熱複合パネルによる大工労務費の削減――といったことがコストダウンへの努力であり、東京都が評価したところ。280戸のうち「東京新世紀住宅」が180戸、後の100戸をそれぞれのグループが25戸ずつ担当する。

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「むさしのiタウン四季の街」は定期借地権付分譲というのも1つの特徴。期間は70年。平成19年2月に第1期分譲として50戸の公募があったが、建物と権利金を含む販売価格は2600万円から3780万円まで。土地は50坪、建物は40坪というのが平均である。続いて3月に第2期28戸の受付開始。最高値は4280万円。

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1期で49倍の倍率と注目されたのが「新世代住宅」グループのアキュラホーム。2770万円という価格もさることながら、シンプルな外観、ウッドデッキ、和室のある空間などデザインの斬新さに人気があったようだ。

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東京工務店に注目したい点は工務店が街づくりに参画したことだ。「新世代住宅」グループ・アキュラホーム社長の宮沢俊哉氏はいう。「工務店にはできない街づくりに17社も加わったことの意義は大きい。このプロジェクトを工務店の街づくりの第一歩としたい」と。確かに、これからの時代は街づくり、街並みを考えた家づくりが問われている。そこへ工務店が表に出てきたことは新しい流れである。

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だが、東京工務店も課題がないわけではない。美しく品格ある市街地の形成とうたうが、まちづくりグループとコストダウングループとの町並み形成にいま一つ統一感がないよう。工務店グループはどこまで街づくり企画に参加したのだろう。でも、工務店が街づくりに動いてきたことはすばらしいではないか。

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工務店主導で各地に街づくり運動が起これば面白い。官民一体で進めばうねりも大きくなる。東京工務店はその手本となれるかどうか。

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株式会社東京工務店のHP
http://www.tokyo-ec.com/





住宅ジャーナリスト・岡田憲治


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