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岡田憲治の突撃コラム「今月の元気印工務店」
第24回(2007.03.01)
“コンサルティング+建築”で新しい分野での家づくりに挑戦する!
(スタイルオブ東京株式会社)










酒場で「とりあえずビール」と言う日本人、家づくりも同じで、とりあえず住宅展示場、とりあえずショールームという人は多い。とりあえずビールで失敗したとしてもさほど大したことではないが、家づくりではたいへん、後悔もする。そんな“家づくりのとりあえず”に待ったを掛けた人がいる。藤木賀子さん(38)である。

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「住宅メーカー、工務店、建築家、展示場、ショールームと相談窓口はいろいろあります。とりあえずということで、そこに行き、素敵なイメージの家を見て現実的になり、盛り上がったところに背中を押され購入してしまう。とりあえずという発想を切り替えなければいけません。家づくりの入口を変えれば後悔するお客様も減るのではないでしょうか」

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そんな家づくりの不満を解消し、道案内をしていく会社を2006年12月1日に興した。スタイルオブ東京株式会社(東京都渋谷区猿楽町9-8 パシフィックレジデンス代官山猿楽町1階 電話03-5728-5377)である。

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藤木さんと家づくりとの関わりは長い。父親は建築会社を経営、だから生まれた時から建築畑であるが、最初はOLからスタート。だが、「もっとお洒落なデザインの空間があればいいのに」と想うのは親譲りの血が騒いだからか。そこで親元で5年働き、その後独立してインプレイス株式会社(埼玉県東松山市)をつくった。1998年のことである。戸建て、店舗、マンション、インテリア、エクステリアと幅広く手掛けていった。

家づくりの経験を深めれば深めるほど矛盾を感じることも多くなった。顧客満足を追求すればするほど、どうも遠ざかる感じもした。入口を間違えて来る人が多いことに気がついた。

「お客様は家をつくるときに何をすればいいのか、どんな手順でやればいいのかわからない。そこから教えてあげることです。中立的な立場でアドバイスしてあげることの必要性を感じました」

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そこで立ち上げたのがスタイルオブ東京である。コンサルティング+建築がキーワード。
会社設立の案内にはこう書いた。

『いろいろなお客様と接しているうちに、これからの建設業に足らないものを感じたのです。/それはコンサルティング……。/私たちプロでさえ、日本の住宅の種類の多さについていけないのに、建設業でないお客様が理解できるだろうか?/そんな想いから、コンサルティング+建築。』

10年近く工務店を経営し、お客様の悩みや求めることを聞いてきた経験がそこには生きている。

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若者の町・代官山に事務所を設けたのは、こうしたコンサルティング+建築が受け入れやすいと考えたからだ。埼玉では難しいですかと聞くと、「どうも価格だけを追う傾向が強くて……」と地域の違いを指摘した。リーズナブルな住宅を求める人、こだわりの住宅を求める人と東京はやはり奥が深く市場として大きかった。


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「モーゲージプランナーの資格を取得しました。そして、住宅ローンの選択から契約・返済のシュミレーションもしていきます。3000万円ではなく2500万円を借りるだけで望む家ができることもあります。そんなことをアドバイスしていきます」

「職人のチームもつくります。大工が4人、水道屋1人とチームで満足のいく家づくりを目指します。あのチームにつくってもらいたいと言われるようになればうれしい」

「工務店の方も活用してもらいたい。ローンについて不得意というなら、どこへでも出向いてアドバイスします」

「有能な建築家やインテリアデザイナーと提携。納得のいくプランニングを応援します」

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ご主人は同じ場所で事務所を構えるジャムワークス有限会社代表取締役の藤木義紀さん。企画・編集・デザインの会社でホームページはご主人がつくった。『リフォーム業の始め方・儲け方』などの著書もあるコンサルタントでもあり、ご主人の応援も大きい。

幅広い人脈と知識を生かして、藤木さんの新しい分野での家づくりの挑戦が始まった――。

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スタイルオブ東京株式会社のHP
http://construction.styleoftokyo.jp/





住宅ジャーナリスト・岡田憲治


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